1965-1966モデル ナロー 911ソレックスキャブ用O/Hキットです。
半世紀前のキャブレターを調子良くエンジン調整できるメカニックが激減し、キャブ調整出来そうな人材をやっと見つけても、
この年式のナロー 911 のソレックスキャブは、かなり勉強しないとアジャスト出来ませんし、構造を理解しなければ難しい。
ソレックスキャブ時代の 911は、電磁式と機械式の二つの燃料ポンプを使っており、6個のキャブを連動させて動かす必要が有ります。
ただ走らせるだけなら可能ですが、快適に調子良くは知らせるには、この燃料ポンプの役割を勉強しなければ、エンジンを痛めるだけの逆効果となり、ベストな調整を必要とする関係から、67モデルよりソレックスは廃止されウエーバーキャブが採用されました。
当時のミツワ自動車で腕を磨いたメカの話では、「ウエーバーキャブより調子の良いソレックスキャブの方が走らせて楽しい」と話してました。
そんな人材も、70歳代半ばから80歳代になってしまったので、現役で活躍している人はかなり少ないはずです。
ソレックスキャブ時代の 911を完調な状態にして走らせる事が出来るのは「今」しかないと思います。
近年では、911用ソレックスキャブのガスケットが入手困難になり、流通が少ないながらも社外品しか入手出来なくなってしまいました。
1セットを使ってオーバーホールし、もう1セットは予備としてストックする事をお勧めします。
ゴム部品などは劣化している可能性もありますが、近年入手出来る社外品より優れています。
劣化したゴム部品 (Оリング等) は規格品なので、工業用資材販売の会社にて入手可能です。
50年以上前に製造された純正部品を理解出来る方の入札にてお願いします。