菊は古代中国で,観賞に供するほか,延命長寿の薬とされ,特に重陽の節句に菊酒を飲むなど,百花のうち最も精気のある花とされています。また、不動明王は、元々はインド神話の三大神の一人であるシヴァ神の別名とされ、その梵名はアチャラナータと言います。その意味は「動かない(不動)守護神」です。日本へは空海によって持ち込まれ、密教の最高位である大日如来の化身とも言われています。普段は柔和な大日如来が、優しさだけでは通用しない人々を救済するために、あえて怒りの形相をしているのです。真言宗や天台宗、日蓮宗などの宗派および修験道で広く信仰されるようになっていきました。邪悪な相手には徹底的に厳しく、人が間違った道へ進もうとした時には、正しい道へと戻れるように諭してくれる存在であり、全国各地ではお不動さん、または不動尊と呼ばれ親しまれています。迷いの世界から煩悩を絶ちきり、仏の道を教えてくれる尊い存在なのです。
そして、不動明王は五大明王の中心的な存在でもあります。
その2つを御朱印に表してみました。どうぞご奉納下さい。